December 25, 2007
December 14, 2007
December 7, 2007
「温暖化へ宣戦布告」 <エコプロ2007を前に(上)> 山本良一・東大教授
12月13日に始まる環境調和型製品の展示会「エコプロダクツ2007」。実行委員長を務める東京大学生産技術研究所の山本良一教授は、「温暖化に対する宣戦布告が必要。脱炭素社会の実現に向けて、消費者も企業も国も、ありとあらゆる手段を駆使して戦うことが重要だ」と語る。今年のエコプロ展の位置づけを聞いた。
——地球環境保全というテーマが消費者1人1人の問題になってきました。消費者はどう行動すべきなのでしょうか。
まずは消費者が意識を変える必要があります。2007年は人類にとってひとつのマイルストーン。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が第4次リポートで、産業経済活動、日常生活が、温暖化の主要原因であることを科学的に実証したからです。
さらに北極海の氷は、日本の面積の3個分がすでに消失し、2030年末にも北極海氷がなくなる、という説もあります。こういった科学的知見を突きつけられて、ようやく世界の認識が一変してきました。
いまは「温暖化地獄の一丁目」だといえます。2丁目はグリーンランドの氷床の全面融解が始まるとき。そして3丁目は2050年、アマゾンの熱帯雨林がサバンナ化しインドのモンスーンが消滅するときです。続々と地獄の2丁目以降が待ち構えている。だからこそ世界は認識を一変したのです。
北極海氷の減少は、IPCC第4次リポートよりも40年前倒しする速いペースで進んでいます。全世界の科学者がスーパーコンピューターを駆使して得たシミュレーションよりも、現実のほうがずっと進んでいるのです。地獄の1丁目から脱出しないと、人類に未来はありません。

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Last Update : 2008 / 5 / 1