September 14, 2008

溶けるグリーンランド氷床 LIVE !

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なかなかインパクトあります。。

予想を上回るペースで海面が上昇か

地球温暖化により、今後100年間でグリーンランドの氷河が溶け、海面が30センチ上昇する可能性がある。

 地球温暖化による海面の上昇ペースは、以前の予想より3倍も速いかもしれない。ほかの海域、例えば南極海の氷床や小型の氷山も溶けることを合わせて考えると、2100年までの海面上昇は数十センチに達するという研究報告が既に出されている。新しい試算は、9000~6000年前に北アメリカを覆っていたローレンシア氷床の消失スピードを基準としている。

 ローレンシア氷床の大きさは、最大時で1300万平方キロであり、厚さは3000メートルにも達していたと推測されている。ウィスコンシン大学の地質学者アンダース・カールソン氏の研究チームは、ローレンシア氷床の消失時期を特定するため、氷床の跡に残された巨石が宇宙線にさらされた年数を調べ、その年代を特定した。また、氷床が消失する以前は存在できなかった樹木や他の有機物の放射性炭素年代も特定した。

 さらに、ローレンシア氷床に隣接するラブラドル湾で採取されたプランクトンの化石に含まれる酸素原子の量を測定した。カールソン氏は、酸素原子(酸素同位体)は、氷床が溶けたことによって真水が供給されたことを意味すると述べている。そのため、陸地で採取した化石についても測定を行うなど、さまざまな研究の結果を考慮すると、ローレンシア氷床の消失には、9000年前と7500年前の2回のピークがあったという。この2回で世界の海面は計12メートルも上昇した。また、ローレンシア氷床全体が消失したのは6500年前だという。

 170万平方キロのグリーランド氷床は、南極氷床に次いで世界で2番目の広さを持ち、最初の大規模な消失が発生した後の、8000年前のローレンシア氷床と同規模の広さである。当時のローレンシア氷床は、地軸の傾きの変化により太陽の熱を直接受けるようになったとカールソン氏は説明している。現代の温室効果ガスがもたらす熱の集中は、同じような影響をグリーランド氷床に及ぼしている。

 新しい研究報告は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が昨年予測したスピードよりも速くグリーランド氷床が溶ける可能性を示唆している。 IPCCの予測は、1992~2003年の間にグリーンランドと南極大陸で氷が溶けたペースと、現在の海面上昇ペースである年間3ミリを基準としている。 IPCCの科学者は、今後100年間に予想されるグリーンランド氷床の消失で、世界中の海面が10センチ上昇すると警告している。「IPCCの海面上昇予測は正しいと言えるが、新しい研究結果を見ると、IPCCは保守的であったとも言える」とカールソン氏は話す。

Photograph by James Balog/NGS

日時:2008年09月14日 09:57 | カテゴリー:気候変動

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