September 5, 2008

カナダで棚氷が崩壊、マンハッタン島に匹敵する氷が北極海に 

気候変動は非線形に進行している訳ですが、最近の変化を見ていると、「ポイント・オブ・ノーリターン」を越えてしまったのかもしれない、と思わされるような急激な変化が続いています。その臨界点を越えると負の連鎖が始まることになります。海岸線が変わるような時期はずっと先かと思っていたのですが、それほど遠くないのかもしれないですね。。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200809040030.html

トロント(AP) カナダ最北エルズミーア島の棚氷が崩壊し、米ニューヨーク市のマンハッタン島に匹敵する大きさ49平方キロの氷が8月上旬に北極海上に流れ出たと、カナダ・トレント大学の研究者が3日、発表した。

崩壊したのはマーカム棚氷。トロント大学の研究者、デレク・ミューラー氏は7月末に、エルズミーア島の沖合で、最大級のワード・ハント棚氷が割れたと報告していた。

マーカム棚氷は、約4500年前の古い氷を含む、厚さ約40メートル。この棚氷に依存する生態系があり、崩壊により多くの生物が絶滅の危機に瀕することになる。

ミューラー氏は、「マーカム棚氷の崩壊はあまりにも突然で、驚いた。悪天候の中、現地に赴き、空が晴れ渡ると、今まで存在していたはずの氷がなくなっていた。北極海におけるあまりにも急激な気候変動に、ショックを受けている」と話している。

エルズミーア島はかつて、巨大なひとつの棚氷に覆われていたが、1900年代初頭に崩壊が始まり、現在では小さな4つの棚氷が存在するにとどまっている。

ミューラー氏は、「前世紀であれば、割れた氷も再び形成されていたが、現在の気候ではそれは無理。これだけ暖かい気温だと、いったん失われた氷は、二度と再生できない。おそろしいことだ」と、急激な気候変動を懸念している。

日時:2008年09月05日 00:23 | カテゴリー:気候変動

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