January 18, 2010
地球を救うカギは「大量消費」との決別 米シンクタンク
CNN.co.jp:地球を救うカギは「大量消費」との決別 米シンクタンク
(CNN) 地球温暖化などの環境問題に取り組むうえで、各国政府による対策の妨げとなるのは「大量消費」の文化であり、まずそこから変える必要がある——との報告書を、米シンクタンク「ワールドウォッチ研究所」がこのほど発表した。報告書は、同研究所が毎年出している「地球白書」の2010年版。大量消費社会から持続可能な社会への変革が実現しなければ、「政府がどんな約束をしても、技術がどれだけ進歩しても、環境と気候のリスクから人類を救うことはできない」と警告している。そのうえで、大量消費からの脱却に向けた戦略や、持続可能な社会の事例など、専門家60人による研究結果を紹介している。
同白書によると、全世界の人々が2006年に消費した商品とサービスは総額30兆5000億ドル(約2780兆円)相当で、1996年からの10年間で28%も増加。世界で1日に使われる原材料は、エンパイア・ステート・ビル112棟分に上るという。米国人1人が1日に消費する商品は88キロと、米男性の平均体重を上回っている。
同研究所のエリック・アサドウリアン氏がCNNに語ったところによると、白書では持続可能な社会づくりを考えるうえで、教育、産業、政府、メディア、伝統、社会運動の6分野に注目した。
教育を扱った章では、イタリアの学校給食が長年、地場産品を使った料理に重点を置いてきた例を紹介。また、未来型のまちづくりをテーマとした章では、ドイツ・フライブルク市南郊のウォーバン地区を取り上げた。約5000人が生活する同地区では、住宅や店舗などで使う電力をすべて、太陽光などの自然エネルギーで賄っている。
アサドウリアン氏はまた、「大量消費をあおるメディアが大半を占める一方で、持続可能な文化の普及にメディアの力を利用するケースもみられる」と指摘。「生活様式を変えるだけではもはや不十分だ。われわれは意図的、積極的に、自分たち自身の文化を変えていく必要がある」と強調した。
日時:2010年01月18日 12:00 |
カテゴリー:持続可能性
![earthmujica [地球と共に奏でる音楽] へ (iTunes内)](/blog/image/earthBanner.jpg)
